水のコラム
給湯器から水が漏れている!その原因と問題と問題のありなしを解説
住宅の屋外に設置されている給湯器を、ふと見たときに水が漏れていたら、なにかトラブルが起こっているのではないかと不安を感じることでしょう。ですが、給湯器の水漏れには問題があるパターンとないパターンがあるため、どこからどう水漏れを起こしているかを詳しく確認する必要があります。今回は、給湯器の水漏れに関する問題の見わけ方や、原因、水漏れが起こっている際の対処法方などをご紹介します。
給湯器から水が漏れているのは故障?
給湯器からの水漏れには、正常に動作している場合と、故障などのトラブルが考えられる場合の両方が考えられます。まずは給湯器のどの場所から、どういった風に、どのくらいの頻度で水漏れを起こしているのかを確認しましょう。
・正常に動作している場合の水漏れ
給湯器には「水抜き栓」と呼ばれる箇所が、給湯器の下部、または側面に設置されています。この水抜き栓は、内部の減圧や凍結を防ぐために設置されているもので、適宜ポタポタと水滴が落ちるように水が排出されます。
給湯器の水抜き栓はひとつではなく「給水水抜き栓」「給湯水抜き栓」「ふろ往水抜き栓」など、4〜5つほど存在します。これらの箇所から少しずつ、たまに程度の頻度で水が排出されているようであり、お湯が正常に出るようであれば、問題はないと判断してよいでしょう。
・故障が考えられる場合の水漏れ
水抜き栓以外の場所、配管の途中や給湯器本体から水が漏れている場合や、水抜き栓から大量に水が漏れている場合、水抜き栓からの排水が時間をおいても止まらない場合は、故障が疑われます。ただちに使用を停止ししましょう。
修理が必要な水漏れが起こっていたら?
給湯器の故障が考えられる水漏れを発見したら、それ以降はお湯を出しては絶対にいけません。まずは給湯器の動作を停止するために、以下を実施しましょう。
1.給湯器のコンセントを抜く
2.給湯器の水栓・ガス栓を止める
ただし、給湯器の水漏れ箇所が電気系統に近い場合は、ショートや感電の危険性があります。その際は給湯器を触らずに、ブレーカーを落とし通電しないようにしましょう。また、給湯器の水栓・ガス栓がわからない場合は、水道やガスの元栓を閉めることで、同様の対処ができます。
給湯器から水が漏れる原因は?
給湯器から故障が疑われる水漏れが発生する原因には、以下のようなものが考えられます。
・経年劣化による故障
給湯器は消耗品であるため、長く使っていると、経年劣化により故障してしまいます。とくに水漏れの原因になる部分は、各配管の接合部に設置されているパッキンの劣化です。パッキンの素材はゴムであるため、時間が経つと柔軟性を失い、ヒビや亀裂が起こり、そこから水が漏れ出します。パッキンの劣化が原因の場合は、そのパッキンを交換することで修理が可能です。
ただし、パッキンが硬化するまでの期間と給湯器自体の耐用年数は、ともに10年程度といわれているため、パッキンが劣化して起こる水漏れ・故障は、給湯器自体の買い替えのタイミングだともいえます。
給湯器を購入してから期間が経っている場合、マンションなど備え付けの給湯器を使用している場合は、買い替え・交換を検討しましょう。また、賃貸物件の基本設備の故障は、大家さんや管理会社などに連絡をすれば、無料で修理・交換対応してもらえる場合があります。
・凍結による配管の破裂
気温が下がる時期だと給湯器配管内の水が凍り、体積が膨張することによって、配管が破裂し水漏れを起こすケースがあります。破裂した配管を修理することは難しく、基本的には交換しなくてはなりません。
また、給湯器内の凍結は、給湯器を長期間使用せず、配管内の水の流れが滞っているときにとくに起こりやすい現象です。冬場の旅行などしばらく給湯器を使わない場合は、あらかじめ水抜きをしておくなどの対策が有効です。
個人での修理は難しい
ここまで、給湯器の水漏れの原因や水漏れが起こった際の対処方法などを解説してきましたが、故障が疑われる水漏れが発生している場合の個人での修理は、オススメできません。給湯器周りの故障は、ガス漏れ、不完全燃焼による一酸化炭素中毒など、人命に関わる問題が起こる危険性をともないます。
また、配管の亀裂も防水テープを巻くなどの応急処置では不十分で、使用中に発火し火事につながることも考えられます。冒頭で述べたような正常な水抜きではない異常が見られた場合は、早急に業者へ修理依頼をしましょう。
給湯器に異常な水漏れが見られる場合はおおいた水道職人まで
おおいた水道職人は大分市、別府市、中津市、佐伯市、日田市など大分県全般で水回りのトラブルを解決している水回りのプロです。給湯器をはじめ、トイレや浴室や洗面所、キッチンでの詰まりなど水回りのトラブル全般に対応しています。お困りの際には、ぜひお気軽におおいた水道職人にお問い合わせください。
監修者
主任
藤本 久幸
《略歴》
弊社指定の水道メンテナンス研修プログラムを修了し、高度な技術と知識を身に着け年間約800件の現場で対応を行う水回りトラブル解決のエキスパートである。
実際に様々なトラブルの対応を行った経験から水回りのトラブルでご家庭で実践可能なことから、トラブルを予防するために行えることをお届けしたいと思っています。
大分のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「おおいた水道職人(大分水道職人)」