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水のコラム

大分の温泉はなぜ人気?湯の質と文化の深いつながり【水道職人:プロ】

2025年04月13日 その他


日本有数の温泉地として知られる「おんせん県」大分。

別府や湯布院といった観光地としての人気はもちろん、地元の人にとっても温泉は日常に欠かせない存在です。


実は、大分の温泉の魅力はその“数”だけでなく、“質”にもあります。

泉質の豊富さや肌ざわりの違い、また暮らしとのつながりなど、大分の温泉がここまで人々に愛され続けているのには、深い理由があるんです。


この記事では、大分の温泉の人気の理由について、その背景や県での取り組みなどにもふれながらわかりやすくご紹介したいと思います。



大分が誇る温泉の実力とは



「おんせん県」と呼ばれるだけあって、大分県の温泉は全国的にも群を抜くスケールを誇ります。


なんと、源泉の数・湧出量ともに日本一。

全国の温泉のうち、約1割が大分県に集中しているということですから、その実力は本物です。


特に有名なのは、別府温泉と湯布院温泉でしょう。

どちらも観光地として高い人気を集めていますが、大分の魅力はそれだけにとどまりません。

竹田の長湯温泉や、玖珠(くす)の湯の釣温泉、さらには山あいのひなびた温泉地など、個性豊かな温泉が県内各地に点在しています。


なぜこれほどまでに温泉が多いのかというと、大分県の地形と火山活動が深く関係しています。

阿蘇くじゅう連山や由布岳などの火山地帯に囲まれていることで、地中深くから熱とミネラルを含んだ温泉水が湧き出しやすい環境が整っているんです。


この自然の恵みによって生まれた「湯の宝庫」。

その土地ごとに異なった温泉の個性を楽しめるのは、まさに大分ならではの贅沢と言えるのではないでしょうか。


湯の「質」が人気の理由



温泉好きの人なら「ここの湯はトロッとしてる」「この泉質は肌がすべすべになる」といった感覚を大切にしている方も多いはず。

大分の温泉が“量”だけでなく“質”でも高く評価されているのは、豊富な泉質と、その肌ざわり・香り・効能などの違いにあります。


泉質の豊富さと肌ざわりの良さ


大分には、単純泉・炭酸水素塩泉・塩化物泉・硫黄泉など、さまざまな泉質の温泉が点在しています。

しかも地域ごとに特徴が異なり、同じ市内でも泉質の違う温泉に出会えることも珍しくありません。


「お湯が柔らかくて肌に吸い付くよう」

「湯あがり後もしっとり感が長続きする」


といった声が多いのも、大分温泉の質の高さの所以かもしれませんね。


暮らしの中にある温泉文化



大分の温泉といえば観光地のイメージが強いかもしれませんが、実は地元の人にとって温泉は、日常生活の延長上にある存在です。


スーパーで買い物をするような感覚で温泉に立ち寄る。

そんな暮らしが当たり前にあるのが、この地域の魅力です。


温泉付き住宅や地元銭湯の存在


大分では、温泉が引かれた住宅やアパートも珍しくありません。

また、地域の人たちが集う共同浴場や町の銭湯も数多く、観光客向けの施設とは違った、素朴であたたかい雰囲気があります。


中には数百円程度で利用できる施設もあり、日々の疲れを癒す暮らしの一部として、老若男女に親しまれています。


華やかな温泉の裏側にも着目



大分県ならではの「湯のある暮らし」の裏側には、あまり知られていない課題もあるんです。

そのひとつが「温泉排水」の問題。


家庭や施設で使われた温泉のお湯、つまり排水が、どこへどう流れているのか、考えたことはあるでしょうか?


温泉のお湯って、普通の排水と違う?


温泉水には、ミネラルや硫黄など、さまざまな天然成分が含まれています。

だからこそ体にやさしいし、美肌効果があるとも言われるのですが、実はその成分が浄化槽にとってはちょっと厄介な存在とされているんです。


大分県環境管理協会の調査によると、温泉排水が浄化槽に流れ込むことで、設備がうまく動かなくなったり、内部の金属やコンクリートが傷んでしまうケースもあるそうです。

特に、泉質によって含まれる成分が異なるため、場所によって影響の出方も違うとのこと。


実際、別府や由布院など温泉地での調査では、浴槽の排水はもちろん、シャワーなどの少量の排水だけでも温泉成分が混ざり、浄化槽に流れ込んでしまうケースがあるとわかっています。


大分県が抱える「お湯の行き先」問題


現在、大分県では原則として温泉排水を浄化槽に接続しないよう指導しています。

ですが実際には、古い設備などで洗い場の排水だけ浄化槽につないでいるケースや、届出書類に明記されていない部分があったりと、運用にはまだまだ不十分な部分もあるとのこと。


こうした背景を受けて、県としても取り扱いルールの見直しを進めているところだそうです。

調査では「電気伝導度(でんきでんどうど)」という数値を測って温泉成分の流入を確認するなど、専門的な取り組みも行われており、温泉と暮らしが密接につながる大分ならではのテーマだと感じさせられますよね。


「温泉排水が浄化槽へ与える影響と電気伝導度を用いた解析について」:大分県環境管理協会


温泉とともにある地域だからこそ



「おんせん県」として知られる大分は、ただ温泉が多いだけではなく、その湯が人々の暮らしの中に自然に溶け込んでいる土地です。

観光地としての魅力はもちろん、毎日の生活に温泉が寄り添っている光景は、大分ならではの文化だといえます。


一方で、そうした「湯のある暮らし」を支えるためには、見えないところでの工夫や配慮も欠かせません。

今回取り上げた温泉排水の話題は、その象徴的なひとつと言えますよね。


温泉がもたらす恵みをこれからも長く楽しんでいくためにも、たまにはその背景にも目を向けてみる。

そんな視点も、温泉県・大分の魅力をもっと深く知るきっかけになるかもしれませんね。



監修者

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主任

藤本 久幸

《略歴》

弊社指定の水道メンテナンス研修プログラムを修了し、高度な技術と知識を身に着け年間約800件の現場で対応を行う水回りトラブル解決のエキスパートである。
実際に様々なトラブルの対応を行った経験から水回りのトラブルでご家庭で実践可能なことから、トラブルを予防するために行えることをお届けしたいと思っています。

大分のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「おおいた水道職人(大分水道職人)」

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