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水のコラム

6月6日は飲み水の日|日本の水道水が世界で評価される理由と家庭でできる水質管理【水道職人:プロ】

2025年05月27日 キッチンのお掃除


6月6日が「飲み水の日」という記念日になっていることを知っていますか?

1990年に東京都薬剤師会が制定したこの日は、私たちが毎日口にする水の安全性について考え直すきっかけとして設けられました。


ところで、世界中で水道水をそのまま飲める国がどのくらいあるかご存じでしょうか。

実は日本を含めて、たった11カ国しかないんです(2023年時点)。


蛇口から出てくる水をコップに注いでそのまま飲める環境というのは、世界的に見るとかなり珍しいことなんですね。


この記事では、飲み水の日がどんな意味を持つ記念日なのかをご紹介しつつ、日本の水道水が世界からどう評価されているのか、その背景にある理由を探ってみたいと思います。

また、普段の生活で気軽にできる水質の確認方法についてもお話しします。



飲み水の日とは?



「飲み水の日」は、私たちの健康を支える水について考える大切な記念日です。

1990年に東京都薬剤師会の公衆衛生委員会が中心となって制定されました。


薬剤師といえば薬の専門家というイメージが強いかもしれませんが、実は私たちの健康を幅広い視点で守ることも大切な役割の一つです。


薬剤師の皆さんが飲み水に注目したのは、健康の基本が「安全で清潔な水を飲むこと」にあると考えたから。

どんなに良い薬があっても、毎日口にする水が汚れていては意味がありません。


当時、東京の水道水は利根川などから供給されていましたが、その水質を日々チェックし、市民の健康を守るために働く薬剤師たちがいました。

そんな彼らが「もっと多くの人に水の大切さを知ってもらいたい」と願って作ったのが、この記念日なんです。


世界環境デーとの関連性


「飲み水の日」が6月6日に設定されたのには、実は理由があります。

その前日、6月5日は「世界環境デー」として知られているんです。


環境の保護と水の安全性は、切っても切れない関係にあります。


川や湖が汚染されれば、当然そこから取る水道水にも影響が出てしまいます。

逆に言えば、きれいな環境を保つことが、安全な飲み水を確保することにもつながるんです。


世界環境デーで環境について考えた翌日に、その環境から得られる恵みである「水」について思いを馳せる。

この流れは偶然ではなく、環境と健康の両方を大切にしようという明確な意図があったんですね。


私たちが毎日飲む水がどこから来て、どのように守られているのかを知ることは、環境保護への第一歩でもあります。


世界でも珍しい「水道水が飲める国」



日本で生活していると当たり前すぎて気づきませんが、実は水道水をそのまま飲めるというのは世界的に見ると非常に稀なことです。

国土交通省の調査によると、水道水をそのまま飲用できる国は世界でたった11カ国。


日本、オーストリア、アイスランド、アイルランド、デンマーク、オランダ、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、ニュージーランド、モンテネグロです。

このうち9カ国がヨーロッパの国々で、アジアでは日本だけという状況。(2023年時点)


では、なぜ多くの国で水道水が飲めないのでしょうか。

その主な理由は3つあります。


まず「水源の確保が困難」という問題。

アフリカや中東の乾燥地帯では、干ばつによって十分な水を確保できない地域があります。


毎日何キロも歩いて水を汲みに行く映像を見たことがある方も多いでしょう。


次に「水質の悪化」。

河川にゴミが大量に捨てられたり、工場からの未処理排水が流れ込んだりして、浄水施設を通してもきれいにしきれない状況になっている国も少なくありません。


最後に「水道設備の不備」。

アメリカのような先進国でも、広大な国土全体に水道管を行き渡らせ、それを適切に管理するのは想像以上に大変なこと。

現実的な問題として、完璧な水道システムを構築できない事情があるんです。


こうした現実を知ると、日本で蛇口をひねればいつでも安全な水が飲めることが、いかに恵まれた環境なのかが分かりますよね。


令和5年版 日本の水資源の現況について:国土交通省


日本の水道水が安全な理由



日本の水道水がなぜこれほど安全なのか、その理由を知ることで、水への感謝の気持ちも深まるでしょう。

また、その安全性を家庭でも確認できる方法をご紹介します。


厳格な水質基準が支える安全性


日本の水道水が世界トップクラスの安全性を誇る最大の理由は、極めて厳しい水質基準にあります。


現在、日本では「水質基準」として51項目、さらに「水質管理設定目標項目」として27項目、「要検討項目」として46項目もの基準値を設定し、日々厳重な管理を続けています。

合計で124項目という膨大な数の検査項目があるんですね。


これらの基準は国が定めたものですが、実際には多くの自治体がさらに厳しい独自基準を設けています。

「国の基準をクリアしていれば十分」ではなく、「より安全で美味しい水を提供したい」という想いから、各地域でさらなる努力が続けられています。


また、日本は島国で比較的国土が狭いため、水道設備を隅々まで行き渡らせやすいという地理的な利点もあったようです。

豊かな自然に恵まれ、良質な水源を確保しやすいことも大きな要因の一つと言えるでしょう。


家庭でできる簡単な水質確認方法


水道局で厳重な管理がされているとはいえ、各家庭の蛇口まで届く間に何らかの変化が起こる可能性はゼロではありません。

そこで、普段の生活の中で気軽にできる水質チェックの方法をご紹介しておきましょう。


まず「見た目」のチェック。

透明なコップに水を注いで、濁りがないか、変な色がついていないかを確認してみてください。

正常な水道水は無色透明で、濁りもありません。


次に「匂い」の確認。

コップを鼻に近づけて、カルキ臭以外の変な匂いがしないかチェックしましょう。

土臭い匂いや金属のような匂いがする場合は注意が必要です。


そして「味」の確認。

少量を口に含んで、普段と違う味がしないか確かめてみてください。

ただし、明らかに見た目や匂いに異常がある場合は、味見は避けた方が安全です。


最後に「水の出方」も重要なポイント。

いつもより水の出が悪い、途中で止まる、変な音がするといった症状は、配管に何らかの問題が起きている可能性があります。


これらのチェックで何か気になることがあれば、水道局や地域の専門業者に相談することをおすすめします。


安全な飲み水のための定期点検



家庭でのセルフチェックも大切ですが、本当に安心して水道水を飲み続けるためには、専門家による定期的な点検が欠かせません。


水道管は目に見えない部分がほとんどで、素人では判断できない劣化や不具合が隠れていることがあります。

特に築年数が経った住宅では、給水管の腐食や継手部分の劣化が進んでいる可能性も。


専門業者による点検では、配管内部の状況を特殊なカメラで確認したり、水質を詳細に分析したりすることができます。

また、蛇口やシャワーヘッドの分解洗浄、古くなったパッキンの交換など、家庭では難しいメンテナンスも行えます。


私たち「おおいた水道職人」では、豊富な経験と知識を備えたスタッフが、お客様のご家庭に最適な点検・メンテナンスサービスを提供しています。

飲み水の日をきっかけに、ご家庭の水環境を一度プロの目でチェックしてみませんか。


小さな不具合を早期に発見・修理することで、長期的には修理費用の節約にもつながります。

何より、ご家族の健康を守る安全で美味しい水を確保できることが一番のメリットです。



監修者

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主任

藤本 久幸

《略歴》

弊社指定の水道メンテナンス研修プログラムを修了し、高度な技術と知識を身に着け年間約800件の現場で対応を行う水回りトラブル解決のエキスパートである。
実際に様々なトラブルの対応を行った経験から水回りのトラブルでご家庭で実践可能なことから、トラブルを予防するために行えることをお届けしたいと思っています。

大分のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「おおいた水道職人(大分水道職人)」

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