水のコラム
お風呂掃除を効率的にするポイントとお役立ちテクニック
目次
お風呂場にはびこる汚れ
お風呂場の汚れといえば、まず誰もが真っ先に思い浮かぶのは「カビ」ではないでしょうか。
カビはお風呂場汚れの中でも、頑固で発生しやすい強敵です。
カビを発生させないこと、増殖させないことが何より大切なので、まず何よりもお風呂場の換気を徹底するようにしましょう。
浴室の構造上どうしても換気がうまくいかないというお住まいの方は、入浴が終わったら、最後に浴室の水滴を拭きあげることを習慣にすると、劇的にカビの発生を抑えられます。
とはいえ、毎日拭きあげるのは大変ですし、拭ききれなかった水分や湿気でカビが発生することもあり得るでしょう。
そこで、次に大切なのは、できてしまったカビを残さず徹底的に除去することです。
カビは、発生するとカビの胞子を空気中に放出します。
そうして空気中に舞い上がったカビの胞子が周囲に着床し、新たなカビとなって成長して、どんどん増殖していくのです。
カビの胞子を吸い込むことによる健康被害もさることながら、カビがはびこることによる浴室の機器の劣化や故障などにも気を付けなければいけません。
ここでは、家の中で最も湿度が高く、カビが増殖しやすい場所ナンバーワンの浴室を、カビの脅威から守るためのお風呂場掃除テクニックをご紹介します。
カビ除去剤を有効活用するポイント
市販のカビ除去剤を使えば、あらかたカビは死滅します。
しかし、カビ除去剤を噴射して掃除したのに、どうしても取りきれない頑固なカビ汚れと闘った経験をお持ちの方が多いのではないでしょうか。
うちのカビ汚れはもう長年放置していたから、市販のカビ除去剤では無理なのかも、と諦めている方もカビ除去剤の力を最大限に引き出すテクニックを使って、もう一度チャレンジしてみてください。
まず簡単に今すぐ実践可能なテクニックとして、「カビ除去剤を噴射する前に、カビに熱いお湯をかけてカビをふやかす」というものがあります。
カビのある場所に40℃以上の熱いお湯をかけて温め、カビや汚れをふやかした状態でカビ除去剤をたっぷり噴射します。
これだけでもカビ汚れの落ち方が変わってきますので、ぜひ一度お試しください。
次に、パッキンなどにはびこる根の深いカビには、「カビ除去剤パック」がおすすめです。
カビ汚れにカビ除去剤を噴射し、ゴム手袋をした指でなぞって塗り込みます。
その上に折り畳んだティッシュまたはキッチンペーパーをかぶせ、追加でカビ除去剤をペーパーが濡れるぐらい噴射します。
さらにその上からラップでしっかりパックして、20分以上放置します。
こうすることで、カビ除去剤が長時間その場所に留まり、浸透し続けるのです。
最後にパックをはずしてシャワーで洗い流せば、頑固に居座っていた黒カビのいない元のきれいなパッキンを取り戻せるでしょう。
最近ではゴムパッキン用の強力で粘度の高いカビ除去剤が市販されているので、そちらを利用するとより良いのではないでしょうか。
見落としがちなカビの発生ポイント
お風呂場の扉や窓ガラスなどは、凸凹仕様になっているものがほとんどです。
この凸凹部分が、意外な落とし穴なのです。
凸凹の陰影によって目視ではわかりにくいだけで、もうすでに実は、カビや、カビの元になる水垢でいっぱいな状態かも知れません。
汚れがわかりにくいからこそ、意識して定期的に汚れを除去するようにしましょう。
前述したテクニックを活かして、扉や窓全体に熱いお湯をかけてから、カビ除去剤を噴射して20分放置します。
凸凹の部分にもきちんと届くようにタワシやブラシで円を描くようにぐるぐるとこすり、最後に熱いお湯でしっかりと洗い流してください。
もうひとつ見落としがちなポイントとして、浴槽エプロンの中があります。
普段は目につかない場所なので忘れがちですが、こちらも定期的に浴槽エプロンをはずして掃除するよう心がけましょう。
浴槽エプロン内部を掃除した後は、内部が乾ききってからエプロンをしめ直してください。
浴室内の小物と浴槽を一気に丸洗いするテクニック
浴室の椅子や浴室棚、洗面器や石鹸置きなどの小物にも汚れはつきものです。
浴槽を使ってまとめてつけ置き洗いをすれば、汚れもきれいに落ちて時短にもなります。
あらかじめ浴槽にお湯をはっておき、椅子や浴室棚、蓋など、入れられる小物は全て入れてしまいましょう。
そこに、粉末の衣料用漂白剤を丸々一本分、投入します。
この衣料用漂白剤が、カビや、カビの元になる水垢、石鹸カス、皮脂汚れなどを落としてくれるのです。
粉末が溶けきるまでしっかりと混ぜ合わせたら、お湯の温度設定を50℃前後に設定し、2~3回ほど追い焚きを繰り返しながら1時間ほど放置します。
この時、風呂釜の追い炊きの配水管も同時に掃除することになるので、一石二鳥です。
放置した後は、シャワーをかけるだけでするりと汚れが落ちるでしょう。
残った汚れもスポンジで優しくなでれば簡単に落とせます。
つけ置き洗浄をした後は、排水して浴槽をしっかり洗い、必ずもう一度お湯をはって、何も入れない水道水のままで追い炊きをして内部のすすぎを行ってください。
なお、つけ置きの追い炊きをしている最中は、浴室の扉を閉めて、浴室の外に出ることを推奨します。
こまめに汚れを撃退してきれいなお風呂場をキープする
効率的にお風呂場の汚れを除去し、快適な浴室環境を保ちましょう。
しかし何といってもカビの予防には換気が一番です。
毎日の換気を心がけつつ、浴室の汚れを溜めないよう定期的な掃除をする際にはこちらでご紹介したノウハウをぜひお役立てください。
水回りのことなら、水回りのプロであるおおいた水道職人にお任せください
おおいた水道職人は、大分市、別府市、中津市、佐伯市、日田市、速見郡、豊後高田市など大分県全域であらゆる水回りのトラブルに対応しております。
お風呂場をはじめトイレや洗面所、キッチンなど、水回りに関してお悩みのことやお困りのことがございましたら、ぜひお気軽におおいた水道職人までご相談ください。
監修者
主任
藤本 久幸
《略歴》
弊社指定の水道メンテナンス研修プログラムを修了し、高度な技術と知識を身に着け年間約800件の現場で対応を行う水回りトラブル解決のエキスパートである。
実際に様々なトラブルの対応を行った経験から水回りのトラブルでご家庭で実践可能なことから、トラブルを予防するために行えることをお届けしたいと思っています。
大分のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「おおいた水道職人(大分水道職人)」