自分でもできる！キッチンの白い水・水漏れの対処方法

毎日使うキッチンの水回りは、濁り水や水漏れなどのトラブルが起きがちです。使用頻度や水道管の状態によって、さまざまな異常が発生します。水回りのトラブルは早めの対処が1番です。大きな被害が起こる前に、原因を明らかにして修理や交換をおこないましょう。

蛇口から白い水が！原因と対処方法

蛇口から出るのは透明な水のはずですが、ある日突然白い水が出てきて驚くかもしれません。飲食に使う水に色がついていると、一体何が起きたのかと不安になりますよね。蛇口から白い水が出る原因は、大きく分けて2つが考えられます。

1.空気の小さな気泡

寒い時期にお湯を出したときによく起こる現象です。冷えていた水が給湯器で一気に温められて流れ出た場合、もともと水道水の中に含まれていた空気が気体になろうとします。気体になった空気が小さな気泡状態になり、お湯を白く見せるのです。

この気泡の正体は空気ですので、人体に悪影響が出ることはありません。そのまま飲んでも問題ありませんが、気になる人はコップに汲んでしばらく置いておきましょう。お湯が冷えるにしたがって気泡が消え、通常の透明な水に戻ります。

2.給水管の亜鉛が溶け出している

使用年数が長い給水管で見られる現象です。給水管に含まれている亜鉛が経年劣化で溶け出し、水の中に含まれると水を白く濁らせます。時間が経てば経つほど白さが増すため、朝1番に水を出したときによく起こる傾向があります。

対処法は、その白い水を捨ててからしばらく水を流し続けることです。最初の白い水は苦みや雑味を感じるため、飲用には向いていません。ただ、亜鉛は人体の必須元素ですので、体内に入っても悪影響が出ることはありません。その点は安心してくださいね。

水を流し続けると、そのうち透明な水に変わっていきます。透明になれば、普段通りの使用が可能です。しかし、水を流し続けても改善しない場合には、劣化した給水管の交換が必要になる可能性があります。水道修理業者に連絡してみましょう。賃貸住宅にお住まいの人は、先に賃貸管理会社や大家さんに連絡してみると良いでしょう。

水栓の水漏れの原因は？自分で対処できることも

蛇口から、または蛇口からついている水栓からポタポタと水漏れが起こることもあります。これは水栓内部のパーツに異常が生じていると考えられます。場合によっては水栓本体の交換が必要になりますが、まずは内部のパーツをチェックしてみましょう。水栓のタイプでチェック項目が変わります。

1.レバー式水栓

蛇口をひねるのではなく、レバーを上下左右に動かすことによって水を調節するタイプの水栓です。このタイプの水漏れは、内部のバルブカートリッジが劣化している可能性が考えられます。バルブカートリッジの劣化が水漏れの原因なら、交換すれば水漏れが直ります。ホームセンターで同じ型のバルブカートリッジを購入し、交換をおこないましょう。

また、バルブカートリッジではなく、パッキンが劣化している場合もあります。パッキンはおおむね10年程度で劣化を起こしますので、水栓を使用している年数を考えてチェックしてみると良いでしょう。水栓内部は想像以上にパーツが多いため、無理をしてほかの部分を壊してしまうと状況が悪化してしまいます。DIYに抵抗がない人なら自分で交換できますが、苦手な人は水道修理業者への依頼がおすすめです。

2.ハンドル式水栓

築年数を重ねた家でよく使われているタイプの水栓です。キッチンでは水が出るハンドル、お湯が出るハンドルに分かれているものが多いでしょう。「蛇口をひねる」という言葉の語源ともいえます。ハンドル式水栓の構造はシンプルで、レバー式水栓よりも比較的簡単に修理・交換が可能です。

水漏れの場合、ほとんどが内部のパッキンが劣化していると考えられます。劣化したパッキンを同じ型のものに交換すれば修理は完了です。レバー式水栓と同様、自分でも作業ができる難易度の修理ですが、苦手な人はやはり水道修理業者に依頼したほうが良いでしょう。

3.止水栓から水漏れしている

蛇口付近ではなく、その下の止水栓から水漏れが起きている場合があります。キッチンシンクの下にある棚を開き、中が濡れているかどうかを確認してみましょう。もしも濡れているのなら、止水栓部分からの水漏れが考えられます。止水栓からの水漏れは、経年劣化による接続部分のナットのゆるみ、パッキンのゆるみが考えられます。どちらも締め直せば解決します。

この状態を放置しておくと、いずれ大きな水漏れ被害が起こる可能性があります。キッチンシンクの下を掃除するとき、念のためチェックする習慣をつけておくと、万一のときにも素早い対象が可能になります。

水のトラブルは水道修理業者にお任せを

おおいた水道職人は、大分市、別府市、中津市、竹田市、津久見市をはじめ、大分県の広い地域へ出張修理にお伺いする水道修理業者です。キッチンの水漏れ、そのほか大きなトラブルや気になることなど、水回りのことなら何でもご相談ください。24時間365日受付、年中無休でいつでもお電話1本で駆け付けます。

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監修者

主任

藤本 久幸

《略歴》

弊社指定の水道メンテナンス研修プログラムを修了し、高度な技術と知識を身に着け年間約800件の現場で対応を行う水回りトラブル解決のエキスパートである。
実際に様々なトラブルの対応を行った経験から水回りのトラブルでご家庭で実践可能なことから、トラブルを予防するために行えることをお届けしたいと思っています。