水のコラム
トイレに異物を落としたら?最悪は水漏れの可能性も!
トイレの水漏れの原因は、そのほとんどが排水管の詰まりによる逆流です。トイレの水を流したら汚水が逆流…なんて、想像するだけで嫌になります。排水管の詰まりは、流してはいけないものを流してしまった、異物を落としてしまったなどが原因になります。何かを落としてしまったら、可能な限り取り出しましょう。
トイレに流して良いものは少ない
強い水流ですっきり流してくれるトイレは、何となく「何を流しても大丈夫」と思わせてくれる力強さがあります。しかし実際のところ、トイレに流して良いものはかなり限られています。
・トイレットペーパー
・水溶性のクリーナシート
・人間の排泄物
トイレに流せるもの(流して良いもの)はこの3つです。少なくて驚く人もいるでしょう。しかしこの3つが「下水管・排水管を傷めない」「自然環境に悪影響を及ぼさない」と認められているものです。
「胸のポケットに入れておいたハンカチを落として流してしまった、でも流れたから平気だろう」「鍵を落としちゃった、でも流れたから詰まらないみたい」と、ついこんなことを考えてしまうかもしれません。ほかにも運悪く、スマホやガラケーといった携帯電話、ボールペンなど、うっかり落として取り出せないまま、流す選択をせざるを得なかった…ということがあったのではないでしょうか。
これらの異物は、実は「詰まり」だけではなく、「水漏れ」の原因にもなってしまうものばかりです。「ものを落とした」となると、第一に心配するのは詰まりかもしれません。しかし材質によっては水漏れにも繋がります。
たとえばスマホやガラケーのような硬いものは、流れるときに排水管にぶつかり、ダメージを与えてしまうことがあります。その程度の衝撃で排水管が壊れることはありませんが、長い年月でそれが繰り返されれば劣化が早まり、ヒビや穴の原因になってしまいかねないのです。
家の鍵やボールペンなども同様です。ご家庭によってはお子さんの小さなおもちゃも落としてしまうかもしれません。それは詰まりを起こす可能性があるとともに、将来的に排水管から水漏れを起こす原因を蓄積している状態です。
ではどうするべきか?と言えば、「落としたものはできる限り拾い上げる」に限ります。トイレに落ちたものを拾い上げるのは勇気がいることですが、先々のトラブル防止のためには頑張りたいところです。
落としたときには素早い対応を!
トイレにものを落としてしまったときの対処方法を考えましょう。人によっては衛生的な問題が気になり、なかなか実行できないこともあるかもしれません。無理をせず、できる限りのことを選択してくださいね。
1.水を流さないように気を付ける
まずは水を流さないようにすることが大切です。給水タンクのレバーに触らないように気を付けましょう。不安な人はトイレの給水栓を閉めてしまうのも良い方法です。自動水洗式のトイレの人はさらに注意が必要です。立ち上がったり、便器から離れるだけで水が流れてしまいます。もっとも良い方法は電源を切ることです。水が流れないように処置できたら、可能であれば拾い上げる作業に入りましょう。衛生的に無理、という人は、水道修理業者を呼んで良い段階です。
2.手で拾えるなら拾い上げる
まだ便器の排水口へ潜り込んでいない状態なら、ほとんどは手で拾い上げられます。ゴム手袋をして素早く拾い上げましょう。拾ったものはすぐに消毒し、しっかり乾かしてください。スマホやガラケーの動作確認をしたい気持ちは分かりますが、できれば完全に乾くまで触れないようにしましょう。表面で止まっていた水が操作によって内部に入りこみ、故障させてしまう可能性があります。
3.見えない部分の対処法
落としたものが滑り、排水口の見えない部分まで潜り込んでしまった場合には、まず覗いてみることです。覗いたときに見えるようであれば、手で拾い上げられる可能性があります。ゴム手袋をした手を静かに排水口に入れ、落としたものを引っ張ってみましょう。このとき、勢いよく引っ張るのはNGです。周囲に引っかかっていた場合、便器や排水路に損傷を与えてしまう可能性があります。引っかかりがないようならそのまま引っ張り上げ、やはり消毒をおこなってください。
4.取れないときには2つの方法
どうしても取れないときには2つの方法があります。1つはラバーカップの利用です。スッポンという愛称で有名なあの道具ですね。それほど奥に流れていないのであれば、手元まで引き寄せられる可能性があります。もう1つの方法は諦めて水道修理業者に依頼することです。「トイレにものを落としたくらいで?」と思うかもしれませんが、1番確実な方法だと言えるでしょう。
トイレのトラブルを全力解決!プロの水道修理業者にご依頼ください
おおいた水道職人は、大分市、別府市、佐伯市、杵築市、国東市、豊後高田市をはじめ、大分県の広いエリアにお伺いする水道修理業者です。24時間365日、いつでも受付しております。お電話1本頂ければ現場に急行し、お客様の水回りのトラブル・お悩みを解消します。トイレのトラブルもお任せください。
監修者
主任
藤本 久幸
《略歴》
弊社指定の水道メンテナンス研修プログラムを修了し、高度な技術と知識を身に着け年間約800件の現場で対応を行う水回りトラブル解決のエキスパートである。
実際に様々なトラブルの対応を行った経験から水回りのトラブルでご家庭で実践可能なことから、トラブルを予防するために行えることをお届けしたいと思っています。
大分のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「おおいた水道職人(大分水道職人)」