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水のコラム

手洗い管から水が出ない!自分でできる対処方法とは?

2021年09月25日 トイレのトラブル


トイレで手を洗おうと思ったら、給水タンクの手洗い管から水が出ない!

トイレの中で手を洗っておきたい人には一大事です。

また、「まさか故障?」と焦りますよね。


手洗い管から水が出ない場合には、複数の原因が考えられます。

原因によって自分で対処できることもありますので、水道修理業者を呼ぶ前に1度チェックしてみましょう。



考えられる原因は?


手洗い管から水が出ない原因は、おおむね6つが考えられます。


1.止水栓が閉じられている

トイレにある止水栓が閉まっていれば、給水タンクに水は流れません。

通常はそうそう閉まるものではないのですが、お子さんのいたずらや、ほかの誰かがトイレの不調を修理したときに閉められたことが考えられます。


この場合はとくに修理が必要ではなく、止水栓を開けば通常通りにまた水が流れます。

止水栓を開いて給水タンクのレバーを引き、無事に手洗い管から水が出るようなら問題ありません。


2.ボールタップが故障

給水タンクの中にある部品の1つ、ボールタップが故障していると手洗い管から水が出なくなります。

故障しているかどうかの確認は、ボールタップに繋がっているじゃばらホースを外し、水を流してみると分かります。

給水されない・水が流れないのであればボールタップの故障です。


3.浮きゴムが故障

ボールタップに繋がっているのが浮きゴムです。

この浮きゴムが故障すると、給水弁が正常に働かなくなります。

そのため、給水ができなくなってしまいます。

タンク内で浮きゴムが下がっているのに手洗い管から水が出ない状態は、浮きゴムが故障しています。


4.ダイヤフラムが故障

ボールタップの種類によっては、ダイヤフラムがついています。

このダイヤフラムは給水タンクの中の圧力を調整する役割を持っています。

調整がうまくいかないと水が流れなくなってしまい、給水もおこなわれません。


ダイヤフラムの故障はほとんどがゴムパッキン部分の劣化です。

ゴムパッキンは数年経つと劣化してしまいます。

使用年数を思い出し、10年近く取り替えていないのであれば、交換して様子を見てみましょう。


5.じゃばらホースが破損

手洗い管はじゃばらホースでボールタップと繋げられています。

じゃばらホースがずれている・外れている・破損しているといった状態だと、手洗い管に水が供給されません。

じゃばらホースが通常の位置からずれていないか、また、破損して穴が空いていることはないかなど、確認してみると良いでしょう。


6.フィルターの目詰まり

すべての手洗い管ではなく、種類にもよるのですが、手洗い管の内部にはフィルターがついていることがあります。

給水される水に入っている小さなゴミを取り除くためです。


このフィルターが目詰まりを起こしていると、手洗い管から水が出なくなります。

フィルターを取り外して古い歯ブラシでゴミを除去し、目詰まりをなくせば問題が解決します。


原因の部品の交換方法


部品の交換が必要になるのは、ボールタップや浮きゴム、ダイヤフラムです。

自分でもできる交換方法をチェックしてみましょう。

ボールタップと浮きゴムは連結しているため、交換方法は同時にご説明します。


1.部品の交換方法

ボールタップと浮きゴムのいずれか、あるいはどちらも故障しているようなら、新品に交換します。

部品はホームセンターや通販で購入できます。


まずは止水栓を閉めましょう。タンクレバーに触れて水が流れてしまうと作業ができません。

止水栓を閉めたあと、タンクのふたを外します。

カバーがついている場合には一緒に外してしまいましょう。

タンク内に水が残っている場合には、作業の邪魔になるので流しておきます。


このあと、部品を取り外します。ナットで接続されていますので、工具を使って取り外してください。

取り外したら新しい部品に交換し、止水栓を開いて水を流します。


水を流して問題がないようであれば、部品交換は完了です。

このとき水位が高すぎる、低すぎるということに気付いたら、浮きゴムを回転させれば調節が可能です。

適した水位に設定しましょう。


2.ダイヤフラムの交換方法

ダイヤフラムの交換は、やはり止水栓を閉める、タンク内の水を抜く、部品を取り外すまでは一緒です。

そこまで作業が進んだらダイヤフラムの交換をおこないましょう。


ダイヤフラムの交換のときには、浮きゴムを先に外しておく必要があります。

浮きゴムを外し、ダイヤフラムを交換してください。

そのあとは浮きゴムを再度付け直して水を流してみましょう。

順調に水が流れたのなら、ダイヤフラムの交換は完了です。


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監修者

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主任

藤本 久幸

《略歴》

弊社指定の水道メンテナンス研修プログラムを修了し、高度な技術と知識を身に着け年間約800件の現場で対応を行う水回りトラブル解決のエキスパートである。
実際に様々なトラブルの対応を行った経験から水回りのトラブルでご家庭で実践可能なことから、トラブルを予防するために行えることをお届けしたいと思っています。

大分のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「おおいた水道職人(大分水道職人)」

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