水のコラム
シンクにはどんな種類がある?その特徴と水漏れが起こる原因について
シンクの種類はさまざま
キッチンのシンクといえばどんなものを思い浮かべるでしょうか。
最もオーソドックスなイメージの銀色光沢を持つステンレス、高級感のある大理石風、硬い手触りと清潔感があるホーロー製など現在はさまざまな種類のものが作られており、人によってシンクのイメージも異なると思います。
これらの素材の差は単に外観の違いに影響するだけではなく、メンテナンスの方法や使用上の注意点なども異なってきます。
シンクの厄介なトラブルの一つに水漏れがありますが、シンクの種類によって水漏れが起こる原因や予防策にも違いがあるのです。
ここからは一般的に使われているシンクの種類を紹介し、シンクで水漏れが発生する理由についても解説を行います。
シンクの素材
シンクの素材はそれぞれ長所と短所を持っています。
素材の特徴を把握して適切に使用することで、劣化を防ぎトラブルを予防することも可能です。
・ステンレス製
鉄の合金であるステンレスを用いたシンクであり、1950年代から使われている最もオーソドックスなタイプのシンクです。
金属でありながらサビに強く、汚れや熱にも耐性があるため多くのメーカーからさまざまなバリエーションのものが発売されています。
適度な柔軟性を持つため食器を落としても割れにくく、最もポピュラーで比較的安価なシンクでありながら非常に使いやすいのが特徴です。
一方でステンレス特有の銀色の光沢には変化を持たせられないので、他のインテリアとの兼ね合いで避けられることもあります。
また、メンテナンスを怠るとサビや劣化が発生する可能性もあります。
・人工大理石製
人工大理石はポリエステルやアクリルなどの樹脂を使って形成された有機素材です。
加工が楽で多様なデザインが可能なため、キッチンや浴槽を始めとするさまざまな家具で用いられています。
実際の大理石と違って柔らかめの素材なので、食器が割れにくいメリットを持つ一方で傷が付きやすいというデメリットもあります。
長期間使用していると汚れの付着で黄ばむ場合もありますが、傷や汚れは研磨により解消可能です。
耐熱性は素材や製法によっても異なりますが、高温の物が触れた際には変色や変形が起こる可能性があります。
・人造大理石製
人工大理石と似た名前ですが、こちらは大理石などの石材を樹脂で固めた素材です。
大理石と人工大理石の中間のような素材で、こちらも大理石より加工がしやすくさまざまなデザインに使用することが可能です。
人工大理石と同じく素材によって耐熱性が異なりますが、直接熱い鍋などを置いた際にはひび割れが発生するというケースも見られます。
近い素材として水晶を用いて製造されたクォーツ製のシンクも存在します。
・ホーロー製
金属素材の表面にガラス質のコーティングを施したホーローは鍋などの食器だけでなくシンクにも使われています。
傷や熱に強い反面、一度ひび割れや傷がついた際の補修が難しく、硬質素材のため食器が割れやすいというデメリットも持ちます。
シンクで水漏れが発生する原因
シンクは水濡れや熱、衝撃に耐えられるように製造されていますが、メンテナンスの不備や強い衝撃により水漏れを発生させることがあります。
シンクから水漏れが発生すると、カウンターの下や収納部の衛生環境を悪化させることになるので注意が必要です。
・ステンレスの穴
ステンレスは高い耐久性を持つ素材ですが、包丁やフォークなどの尖ったものを落とした際は穴が空いてしまうことがあるのです。
小さな穴やへこみも放置しておくとそこから劣化が進み大きな穴になる可能性があるので、早めに対処する必要があります。
・サビ
ステンレスはサビに強い素材ですが、塩分の強い食品や塩素系漂白剤を付着させたまま放置しているとサビが発生することがあります。
サビが悪化した場合はステンレスが劣化し、水漏れの発生につながります。
他の素材の場合も汚れの放置は変色や劣化を招くので、汚れた場合はすぐに水や中性洗剤で拭き取り、洗剤などの薬品もしっかり洗い流すようにしましょう。
・破損やひび割れ
人工大理石や人造大理石のシンクに高熱のものが接触した場合や、大きな力を加えた場合はひび割れが発生することがあります。
水漏れにつながらない浅いひび割れも、亀裂内部に汚れがたまりやすくなる、ヒビが拡大するといった危険性があるので放置せずに対処しましょう。
また、ホーロー製のシンクに強い衝撃を与えると表面のコーティングが剥がれて内部の金属が露出することもあります。
コーティングが剥がれた状態では内部金属にサビが発生する他、他の部分のコーティングも剥がれやすくなるので注意が必要です。
シンクの破損や水漏れを解消するには?
ステンレスシンクの穴や、大理石風シンクのひび割れなどはパテやテープを使ってある程度の補修が可能です。
ホーローのコーティングが剥がれた際は専用の補修材での修復もできます。
しかしシンクは頻繁に水や熱の影響を受ける設備なので、家庭での修理が難しそうだと感じた場合は一時的な応急処置だけを行い、専門業者に本格的な修理を依頼することをおすすめします。
また、破損の程度によっては修理ではなくシンクの交換が必要な場合もあるのです。
交換を行う際もキッチンの形状によりシンクのみの交換が可能なものと、カウンター全体の交換が必要なるものがあります。
賃貸住宅で交換を行う際は大家さんや管理業者への連絡も必要です。
どういった対処が可能なのか、費用はどのぐらいなのかを事前に確認した上で適切な対処法を選択しましょう。
台所の水漏れでお困りならおおいた水道職人に連絡を
シンクの水漏れで困りの際はぜひおおいた水道職人にご連絡ください。
おおいた水道職人は別府市、中津市、佐伯市、日田市、津久見市、玖珠郡玖珠町、九重町など大分県全域で水回りのトラブルを解決してきた水道工事のプロフェッショナルです。
台所のシンクの水漏れなど水回りのトラブルでお悩みの際はおおいた水道職人にお電話ください。
監修者
主任
藤本 久幸
《略歴》
弊社指定の水道メンテナンス研修プログラムを修了し、高度な技術と知識を身に着け年間約800件の現場で対応を行う水回りトラブル解決のエキスパートである。
実際に様々なトラブルの対応を行った経験から水回りのトラブルでご家庭で実践可能なことから、トラブルを予防するために行えることをお届けしたいと思っています。
大分のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「おおいた水道職人(大分水道職人)」