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水のコラム

お風呂場から嫌な臭いがする原因は?対処法を解説

2021年03月28日 お風呂の臭いのトラブル

お風呂の臭いのトラブル

お風呂場の扉を開けたときに「なんか嫌な臭いがする」というときは、浴室のカビや水垢などの汚れが原因かもしれません。

浴槽に溜めたお湯から臭う、下水のような臭いがする、カビのようなジメっとした臭いなど、臭いによって考えられる原因は違ってきます。


今回は、お風呂場の臭いの原因と対処法について紹介します。



排水トラップに問題がある


下水のような臭いや硫黄のような臭い、腐敗臭などが強く漂う場合は、排水トラップに問題が起きている可能性があります。


・原因

排水トラップは排水口内の構造で、下水から上がってくる臭いや虫を防ぐために設置されています。

この排水トラップが正常に働き、水が常に溜まっていれば、悪臭や虫が侵入してくることもありません。

しかし、何らかの原因で排水トラップに水が十分に溜まっていない状態だと、悪臭が下水から上がってきて、お風呂場が嫌な臭いで充満してしまうのです。


お風呂場の排水口にはいくつかのパーツがあり、その中で「封水筒」という太い筒状のパーツがあります。

これは、水を溜めるために取り付けられていますが、正常に働いていないと、排水口の中の水が蒸発して臭いの原因になります。


また、金属製の排水トラップは劣化によって金属が腐食し、臭いを防止する機能が働かなくなることもあります。

家を長期間空けていた場合も、排水トラップの水が干し上がり臭いを抑えられないこともあります。


・対処法

封水筒がきちんと取り付けられているか、しっかり固定されているか、劣化や破損していないかなどを確認してください。

自分で取り外しができる方は、メーカーや型番などをよく確認して、新しいものに交換しましょう。

自分で取り外すのが難しい場合や、腐食が進んでいるときは、専門業者に依頼しましょう。


排水口に汚れが溜まっている


お風呂場からドブのような臭いがする場合があります。


・原因

ドブのような臭いがする場合は、排水口に溜まった汚れが原因です。

排水口には、石鹸、シャンプー、髪の毛、皮脂などのさまざまな汚れが流れていきます。これらの汚れは雑菌の温床となり、ヌメリが発生し臭いの原因となります。


・対処法

対処法は排水口を掃除してきれいに保つことです。

排水口の掃除は、重曹とクエン酸(お酢)を使った方法がおすすめです。

用意するものは、ゴム手袋、割りばし、歯ブラシ、重曹、クエン酸(お酢)です。それでは、掃除方法を紹介します。


1.排水口に取り付けられているパーツを全て取り外し、髪の毛や石鹼カスなどの汚れを手や割りばしを使って取り除きます。


2.重曹をそれぞれのパーツに振りかけて、歯ブラシで汚れをこすり落とします。


3.排水口にもカップ1杯くらいの重曹を振りかけて、クエン酸水かお酢を注ぎます。

クエン酸水は、クエン酸小さじ1と水カップ1を混ぜ合わせて作ります。


4.重曹とクエン酸が混ざると、泡がシュワシュワと出てきて汚れをします。

汚れが気になるところは、歯ブラシでこすりましょう。


壁や床に付着した汚れ


もわっと漂う汗臭いような臭いがすることもあります。


・原因

汗くさいような、こもった臭いがする場合は、壁や床に付着した汚れが原因だと考えられます。体を洗うことで出る皮脂や垢が付着して時間が経つと、それらの汚れが酸化して汗臭いような臭いになるのです。


お風呂場の床は水が溜まって雑菌が繁殖しやすくなるので、こまめに掃除することが大切です。

特に、溝のある部分や排水口の周りなどは水分が残りやすいので、ピンクヌメリが繁殖しやすくなります。

このピンクヌメリは軽くこするだけで落とすことができますが、掃除してもまたすぐに発生してしまいます。

掃除をせずに放置すると、黒カビが発生してしまいます。


・対処法

壁や床は、酸性の皮脂汚れとアルカリ性の水垢汚れなど、性質の異なる汚れが混在しています。

重曹とクエン酸を使った掃除方法なら、性質の違う汚れを一気に落とすことができます。壁や床にも重曹とクエン酸を使った掃除方法が有効です。


まず、重曹とクエン酸で作った掃除用スプレーを作ります。

作り方は、スプレーボトルの中に300ml~400mlのぬるま湯入れ、重曹とクエン酸(2:1)を大きめの容器で混ぜ合わせて、お湯の入ったスプレーボトルに加えるだけです。

このスプレーを吹きかけて、汚れの程度によって違いますが、15分以上は放置してからお湯で流してください。

重曹にクエン酸を一気に入れると炭酸ガスが発生してあふれてしまうので、クエン酸は少しずつ加えていき、発砲が落ち着いてきたらボトルに加えてください。

また、毛質の硬いブラシでゴシゴシとこすると、表面が傷つきそこに汚れが溜まって、カビが発生しやすくなるので気をつけてください。


異臭がおさまらない場合は専門業者に連絡


今回は、お風呂の排水口と排水トラップ、壁や床から異臭がすぐ場合の原因と対処法について紹介しました。

自然由来の重曹とクエン酸を使ってこまめに掃除することで、安全に清潔な状態を保つことができます。

しかし、掃除をして汚れを取り除いても臭いが解消しない場合は、排水管に汚れが溜まって詰まりを起こしている可能性があります。

異臭や詰まりがひどい場合や原因がわからない場合は、専門業者に依頼しないと解消しないこともあります。


大分市、中津市、日田市、宇佐市、臼杵市など大分県内にお住まいの方で水回りのトラブルでお困りの場合は、緊急トラブルにも対応のおおいた水道職人がおすすめです。

お風呂を使う度に嫌な臭いに悩まされている方は、無料の見積もりサービスも行っていますので、お気軽にご相談ください。



監修者

監修者の写真

主任

藤本 久幸

《略歴》

弊社指定の水道メンテナンス研修プログラムを修了し、高度な技術と知識を身に着け年間約800件の現場で対応を行う水回りトラブル解決のエキスパートである。
実際に様々なトラブルの対応を行った経験から水回りのトラブルでご家庭で実践可能なことから、トラブルを予防するために行えることをお届けしたいと思っています。

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