水道代の節約に！トイレで節水する効果的な方法

日常生活に欠かせない水道ですが、使えば当然料金が発生します。

家計を引き締めたいときには節水も気になってくるでしょう。

最近トイレの水道代が高いなと感じたら、無理のない範囲で節水にトライしてみましょう。

生活用水でもトップクラスに利用が多いトイレの水

水洗トイレは使うたびに水を流します。

流さないままだと悪臭や衛生上の問題も発生しますので、これは節約を考えた上でも諦めざるを得ない部分でしょう。

ただ、生活用水の中でもトイレで使う水量は多く、できれだけ節約したいと思うのも当然です。

東京都水道局の実態調査（平成27年）によると、1ヶ月にトイレで使う水量の平均は以下のようになっています。

単身世帯：約8,200リットル

2人世帯：約15,900リットル

3人世帯：約20,400リットル

4人世帯：約24,300リットル

5人世帯：約28,500リットル

重量的に見てみると、1リットルは1kgです。

単身世帯で8,200リットルなら、実に8.2トンもの水を使っていることになります。

世帯人数が増えればさらに増えることは当然です。

こうしてみると、思った以上にトイレの水を使っている事実に驚く人も多いのではないでしょうか。

もちろんこれはあくまで平均値であり、すべてのご家庭でこの数値というわけではありません。

また、近年のトイレは節水効果も高くなっており、平均値よりずっと少ない量の水で済んでいるご家庭も増えているでしょう。

とはいえ、国土交通省によると、生活用水のうちトイレでの使用は約21％というデータもあります。

節水面を考えると、トイレの節水は不可欠かもしれません。

トイレの節水で効果的な3つの方法

上手なトイレの節水は、案外簡単な方法で実現できます。

すぐに実行できるものばかりですので、ぜひ取り入れていきましょう。

1.流すときに大小を使い分ける

トイレのレバーには「大」「小」の表示があります。

それぞれの方向にレバーを傾けると、水勢が違うことが分かるでしょう。

この大小の使い分けで、1回につき2リットルもの差が生じます。

節水を考えるのなら、液体を流すときには「小」、それ以外は「大」で流すようにすると効果的です。

「毎回たったの2リットルか…」などと考えず、1日にトイレに入る回数を考えてみてください。

たとえば1日に10回トイレに入り、そのうち5回を「小」で流したとすると、10リットルもの節水に繋がります。

1ヶ月でおよそ300リットルの節水が見込める計算です。

これが複数人の家族なら、さらに大きな節水効果を感じられるでしょう。

2.節水アイテムを使う

トイレの節水に向けた便利なアイテムもリリースされています。

タンクに取り付けるだけのものですので、誰でも簡単に節水にトライできる優れものです。ホームセンターや通信販売で手に入ります。

「水洗トイレ節水器ロスカット」は節水アイテムの1つです。

タンク内にある水の排出をコントロールする部分（ゴムフロート）を早めに閉じる機能があり、水洗トイレによくある「最後のチョロチョロ流れ」をカットすることができます。

ご家庭の環境にも寄りますが、この水洗トイレ節水器ロスカットは、1回につき5リットルの節水に繋がると言われています。

年間にすると水道代が1万円以上も節約できるため、トイレの節水を考える人にはぜひ使用を前向きに考えて欲しい優れものです。

3.節水効果のあるトイレにリフォームする

すべての人におすすめできる方法ではありませんが、ご自宅のリフォーム計画があったり、トイレの環境を見直す予定があるのなら、トイレのリフォームは視野に入れても良い選択肢です。

最近のトイレは節水効果が高いものが多く、古いタイプほど節水しにくい傾向です。

せっかくトイレを交換するなら節水を意識したものを選んでみてはいかがでしょうか。

また、最新型の節水トイレにすると補助金が出る自治体もあります。

リフォーム代の節約も見込めますので、ぜひ検討してみてください。

タンクにペットボトルを…は、実はNG！

「トイレの節水にはタンクにペットボトルを浮かべると良い」という説があります。

実際にペットボトルを日常に取り入れている人もいるのではないでしょうか。

確かにペットボトルの体積でタンク内の水の溜まりが早くなり、節水に繋がる印象があります。

ただ、タンクにペットボトルを入れると、タンク内部の重要なパーツを破損させたり位置をずらしてしまう可能性があります。

トイレのトラブルに繋がるため、あまり推奨されない方法です。

ほかにも節水できる方法はありますので、ペットボトルはタンク内に入れないことをおすすめします。

トイレのメンテナンスはプロの水道修理業者へ

おおいた水道職人は、大分市、別府市、日田市をはじめとした大分県の広い地域に出張が可能な水道修理業者です。

もちろん安心の水道局指定工事店で、確かな技術と明朗会計で水回りのトラブルを解決します。

トイレの節水、緊急トラブルなど、どんなことでもご連絡ください。

24時間365日、年中無休でいつでもご連絡をお待ちしております。

関連記事:

トイレの節水対策をする方法と注意点

すぐ始められるトイレの節水

トイレで節水するために気を付けるべきポイントとは？簡単DIYで節水可能！

監修者

主任

藤本 久幸

《略歴》

弊社指定の水道メンテナンス研修プログラムを修了し、高度な技術と知識を身に着け年間約800件の現場で対応を行う水回りトラブル解決のエキスパートである。
実際に様々なトラブルの対応を行った経験から水回りのトラブルでご家庭で実践可能なことから、トラブルを予防するために行えることをお届けしたいと思っています。