水のコラム
洗面台のつまりはプロに任せよう！業者選びのコツとかかる費用をご紹介
洗面台では、毎日洗顔やひげそり、歯磨きなどを行います。そのため汚れが溜まりやすい場所で、つまりが発生しやすいのです。軽度なつまりであれば自分で解消させることも可能ですが、業者に依頼しなければならない場合もあります。
この記事では、業者選びのコツや気になる費用を紹介していきます。自分でできる範囲と、プロに任せた方が良い状態を確認しておくと判断しやすいでしょう。この記事を参考にして対処してください。
洗面台のつまりを自分で対処できる状態は？
はじめに自分で対処できる状態のつまりを紹介していきます。初期段階での汚れやつまりであれば、プロに依頼することなく対処ができるのです。どのような状態なら対処できるかを確認してください。
軽度の汚れによるつまり
軽度な汚れによるものであれば、自分で対処できます。洗面台の排水口からなんとなく臭いがする場合や、汚れてきていると感じた時点で、パイプクリーナや重曹、クエン酸などを使用することで回避できるのです。
これらは完全につまってしまうと効果が発揮できません。早い段階で対処することで、簡単に汚れを落とすことができるのです。
水の流れがなんとなく悪くなっている
水の流れが悪くなってきたと感じた場合は、つまりを起こす初期段階です。汚れで完全に水の経路がふさがれていない状態です。汚れが半分くらい付着してくると、水の流れが悪くなっていると感じてきます。
この状態であれば自分で対処することができます。原因が髪の毛だと感じる場合には、市販のクリーナーを使用してみましょう。石鹸カスなどにはアルカリ性洗剤を使って対処することが有効です。
水が流れるときに異音がし始めた
水を流したときにボコボコという異音が発生したときは、つまりを起こし始めた場合と空気の入り口がない2つの原因が考えられます。この場合は、雑巾やタオルなどで排水口を塞ぎ、40〜50℃のお湯を洗面台に溜めてから一気に流す方法がおすすめです。
水圧でつまりの原因も流し切るという方法ですが、水を使用するよりもお湯で流した方がより効果的です。
定期的な掃除でのつまり予防
洗面台の周辺だけでなく、排水口を定期的に掃除することでつまりの予防につながります。1週間に1度のペースであれば重曹やクエン酸、パイプクリーナーの効果を最大限に引き出すことができるのです。
薬剤や粉末を入れて30分から1時間放置するだけで、簡単に予防することができます。汚れを放置せず、休日に予防対策を心がけておきましょう。
洗面台のつまりを業者に依頼しなければならない状態
一方で業者に依頼しなければならない汚れとは、どのような状態なのでしょうか。代表的なケースを紹介していきます。
洗面台のつまりで水が完全に流れなくなった場合
洗面台の下側にある排水トラップは、汚れが溜まりやすくなる場所です。通常では排水管からの悪臭や害虫を防止するための役割がありますが、ここが完全につまってしまうと水が流れなくなる場合もあります。
完全につまった状態では、市販の薬剤や重曹などの効果は期待できません。また手が入らない場所にあるため、ワイヤーやトラップを分解して汚れを除去していくのです。この作業は素人では難しいため、プロに任せましょう。
固形物が排水管につまり逆流してくる場合
歯磨き粉のキャップなどの固形物を落としてしまうと、つまりを起こし水が逆流するケースも考えられます。ワイヤーブラシやラバーカップで取り除く方法もありますが、使い方に慣れていないと逆に奥へ押し込んでしまうこともあります。
その危険性を回避するためにも、固形物を落としたときには業者に任せましょう。軽作業であるため、作業料金も格安でできる場合もあります。落としたものを業者に伝え、除去してもらうことが大切です。
排水管からのつまりで洗面台の水が流れない場合
トラップの奥には、排水管が通っています。排水管に汚れが固着して完全に水の流れを止めてしまっている状態では、水は流れません。この状態になると、業者で使用している専用薬剤で除去していくか、高圧洗浄機などで対処する必要があります。
またトーラーと呼ばれる専用ブラシで汚れをかき出すため、業者に依頼するしか方法はありません。薬剤や高圧洗浄機、トーラーはすべて業務用であるため、家庭用とは比較できないほどの威力があります。
ほかの排水口からも、逆流を起こしている場合
洗面台だけでなく、ほかの排水口からも逆流を起こしている場合は、排水桝のつまりを疑いましょう。排水桝は家の庭先などに設置されていて、家庭内の汚水をきれいにしてから下水に流す役割を持っています。
外に設置されているため汚れが溜まりやすく、つまりを起こすことが多いのです。排水桝の掃除は、重労働で大変な作業になります。慣れていない人が行うと再発させる場合があるため、業者に依頼した方が確実です。
洗面台のつまりを解決できる業者選びのコツ
ここからは業者選びのコツを紹介していきます。どのような業者に依頼すればスムーズに解決できるのか、ポイントを抑えておきましょう。一般的にみると信頼性が高く、料金が適切である業者を選ぶことがポイントです。
水道局指定工事業者を選ぶ
水道局指定工事業者とは、各地域の水道局から指定された業者です。一定の規定をクリアしている業者であるため、全体的な水のトラブルにも対応が可能です。水道局のお墨付きなので、信頼性が高い業者といえます。
見積もりや調査が無料な無料である業者
一般的には、依頼する前に状況確認をして貰わないと見積りが出せません。そのため現地調査が入るのですが、この調査や見積りを無料で行ってくれる業者も多いのです。また写真や動画などで状況説明して貰えると、より信頼感も高まります。
作業料金が適切である業者
作業料金が適切である業者も信頼性があります。専用の機械を使う作業であれば、それなりの料金はかかるのです。見積り金額が極端に安かったり高かったりした場合は、なぜその金額になるのか詳細を聞くことも重要なポイントになります。
実績があり信頼性の高い業者
業務実績のある業者は、信頼性が高いといえます。それに加えて長く営業している業者や、口コミの評価が高い店舗もおすすめです。長く経営していて実績があり口コミ評価が高ければ、利用した方の満足度も高いといえるでしょう。
業者による洗面台つまりの作業費用は？
最後に気になる作業料金の相場を紹介していきます。状況や原因、使う機械によって金額は異なりますが、一般的な相場だと考えてみてください。しっかりと料金が知りたい場合は、複数の業者から見積りを取り寄せることも大切です。
一般的な洗面台のつまり除去
まずは機械や薬品を使用しない一般的な除去の費用です。この作業であれば8,000円〜15,000円程度が相場になります。固形物の除去などは8,000円程度で済むことがほとんどです。酷い状態にならないうちに依頼しておきましょう。
部品交換が必要な場合の料金
傷みや経年劣化により部品を交換するケースもあります。この場合にかかる費用は8,000円〜15,000円の相場に加え、部品代が加算されます。パッキン交換であれば2,000円前後の部品代がかかると考えておきましょう。
排水管までつまりを起こしている場合の費用
排水管まで完全につまってしまった場合は、作業費用も高額になります。つまり部分までの距離が短ければ30,000円程度で済みますが、距離が長くなれば50,000円〜100,000円くらいかかってしまうこともあるのです。
まとめ
軽度のつまりや汚れであれば、自分で対処することが可能です。しかし排水管までつまっている場合や、固形物を落としてしまった場合は、プロに任せることが1番の解決策になります。
業者に依頼した方が良い状況を確かめてから、相談してみましょう。現地調査をしてもらい、複数の業者から見積りを取り寄せることで料金の相場が見えてきます。極端に安い業者は、あとから追加料金が発生するケースもあるため、注意してください。
料金の相場は、作業や汚れの状況、使う薬品や機械などによっても異なります。汚れの状況が酷くなれば、その分金額も高いと考えておきましょう。解消したあとは、再発させないよう、定期的に掃除をすることも大切です。
監修者
主任
藤本 久幸
《略歴》
弊社指定の水道メンテナンス研修プログラムを修了し、高度な技術と知識を身に着け年間約800件の現場で対応を行う水回りトラブル解決のエキスパートである。
実際に様々なトラブルの対応を行った経験から水回りのトラブルでご家庭で実践可能なことから、トラブルを予防するために行えることをお届けしたいと思っています。
大分のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「おおいた水道職人（大分水道職人）」
