水のコラム
気持ち悪いシンクのぬめり!原因と極力触らない掃除方法、予防方法をご紹介
目次
シンクに発生するぬめりはなぜできるの?
いつの間にかシンクのゴミ受けや排水口などに発生している「ぬめり」は、何が原因なのでしょうか。実はぬめりには「雑菌の繁殖」と「油のこびりつき」の2種類の原因があり、放っておくと、不衛生だけでは済まされないトラブルの元にもなります。
今回は、現在シンクにぬめりが発生している方に向けて、極力触らずにぬめりを取る掃除方法、これらかぬめりを発生させないための予防方法、ぬめりを放置しておくとどうなってしまうのかをご紹介します。
極力触らずにぬめりを解消する掃除方法
先程シンクのぬめりには「雑菌の繁殖」と「油のこびりつき」の2種類の原因があると述べました。つまり、これら2つに有効なものを使えば、今現在発生しているぬめりを簡単かつ綺麗に取り去ることができます。以下の2パターンのいずれかを使えば、ぬめりをほとんど触らずに解消できます。
①塩素系漂白剤(泡スプレータイプのもの)
②重曹とお酢(または重曹とクエン酸とお湯)
・塩素系漂白剤を使う場合
まずは、シンクから排水口のカバーとゴミ受けを取り外します。ゴミ受けに食材のカスが残っている場合は袋を被せ、逆さにしてゴミを捨てておきましょう。次に、排水溝のカバー、ゴミ受けそして排水口の周りと内部に塩素系漂白剤を吹き付けます。放置時間は、5分程度で十分です。
この時間、塩素がぬめりなどと反応してガスを放つため、換気扇をつける、窓を開けるなどの換気を忘れないようにしましょう。その後、泡をお湯で洗い流せば、ぬめりは取れています。細かい部分は、不要なスポンジ、使い古した歯ブラシなどで掃除しましょう。
・重曹とお酢(または重曹とクエン酸とお湯)を使う場合
重曹とお酢、またはクエン酸を使用する場合も、塩素系漂白剤を使用する場合と手順はほとんど同じですが、時間がかかります。化学物質を使用しないため、漂白剤を使うことに抵抗がある方はこちらの方がオススメです。
まずは塩素系漂白剤を使う場合と同様に、排水口カバー、ゴミ受けを取り出しゴミ受けの食材のカスを取り除きます。次に、重曹(とクエン酸)をスプーンなどですくい、排水口カバー、ゴミ受け、排水口の周囲と内部に満遍なくふりかけましょう。
お酢(クエン酸を利用する場合はお湯)を少しずつ重曹にかけていくと泡が立ちはじめ、ぬめりを分解しはじめます。放置時間は、30分から1時間程度が目安です。泡をお湯で洗い流しぬめりの取れたゴミ受け、排水口を掃除すれば完了です。
ぬめりを発生させないために普段からできること
ぬめりの原因は「雑菌の繁殖」と「油のこびりつき」です。そのため、ぬめり予防には、雑菌の餌となる食品カスの定期的な掃除と、油を排水口に残さないことが重要です。
・ゴミ取りネットを使う
普段からゴミ受けにゴミ取りネットをかけるようにすれば、食品カスを取り除きやすく、雑菌の繁殖を防止できます。ゴミ受けは、そもそも食材のカスが排水口にたまらないように設置してあるものですが、細いものや小さいものは、ゴミ受けの目をすり抜けてしまいます。すり抜けた食材のカスは、排水口のトラップ(異臭や虫のわきを防止するための排水口周りの水溜まり)に残ることがあり、そこからぬめりが発生します。
・油ものは一度拭き取ってから洗う
お皿や調理器具などに油が多量に付着している場合は、キッチンペーパーなどであらかじめ油を拭き取ってから洗いましょう。油は洗剤を使っても流し切ることが難しく、大量になるほど、ゴミ受けや排水口にこびりついてしまいます。
・皿洗いが終わったらお湯を流す
皿洗いが終わった後、排水口にお湯を流すことも効果的です。油は温度が高いほど粘性が下がるため、お湯を流すことで、ゴミ受けや排水口から分離し流れやすくなります。
ただし、排水管は高温に耐えられる設計・素材ではないため、沸騰したお湯を直接流すことは絶対にやめましょう。排水管に亀裂が入り、水漏れが発生する原因になってしまいます。おおよそ60℃程度が最適ですが、熱湯しか用意できない場合は、流水と同時に流すなどの工夫をするとよいでしょう。
・ぬめり予防剤を使う
ドラッグストアなどで市販されているぬめり防止剤も、効果があります。ゴミ受けに落とすタイプや排水溝カバーにはめ込むタイプなど、形状はさまざまです。ただし、これらには有効期間があるため、半永久的にぬめりを防止できるわけではありません。適宜交換する必要があります。
シンクのぬめりを放っておくとどうなる?
シンクのぬめりをそのままにしておくと、以下のような問題が発生します。後から掃除をする程度では解消できないものもあるため、取り返しがつかなくなる前に、必ず対策をしましょう。
・異臭・悪臭・カビ
・排水口の詰まり
・排水口からの水漏れ
とくに問題として大きいものは、排水溝への影響です。ぬめりが発生すると、水の流れも滞り、普段なら流れるものも流れなくなってしまいます。
排水口が詰まり、その詰まりが深刻になると、次は行き場を失った水(汚水)がシンクと排水管と継ぎ目から染み出し、シンク下を汚してしまいます。排水口の詰まり・水漏れは個人では修理できないケースもあるため、注意しましょう。
ぬめりが原因で排水口が詰まった場合はおおいた水道職人へお電話ください
おおいた水道職人は、大分市、別府市、中津市、佐伯市、日田市など、大分県全般で水回りのトラブルを解決している水回りのプロです。トイレや浴室や洗面所、キッチンでの詰まりをはじめ、水回りのトラブル全般に対応しています。お困りの際には、ぜひお気軽におおいた水道職人にお問い合わせください。
監修者
主任
藤本 久幸
《略歴》
弊社指定の水道メンテナンス研修プログラムを修了し、高度な技術と知識を身に着け年間約800件の現場で対応を行う水回りトラブル解決のエキスパートである。
実際に様々なトラブルの対応を行った経験から水回りのトラブルでご家庭で実践可能なことから、トラブルを予防するために行えることをお届けしたいと思っています。
大分のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「おおいた水道職人(大分水道職人)」